2009年12月31日木曜日

●週刊俳句2010年回顧

週刊俳句2010年回顧

一月

10句作品の掲載のないまま一月が終わり、「週刊俳句、方針転換か」と一部居酒屋(さくら水産)で話題になる。原因は、運営4名が公私でバタバタしており句稿依頼を失念していたため。

二月

第3回週刊俳句賞開催。受賞は謎のネット俳人。受賞後、連絡が取れず、行方は杳として知れず。

三月

40歳代を中心とした新同人が、オタクと俳句の融合=「オタイク」を掲げ、まるごとプロデュース。アクセスが瞬間的に通常の50倍を記録。

四月

週俳3周年オフ会、小石川後楽園で開催。「和民」での二次会に始まり、酒宴は五次会に及び、記録更新(なんの?)。

五月

四週連続で「サバービア音楽」特集。俳句の話題がいっさいなく、俳句ファンの足が急速に遠のく。

六月

誌面の立て直しに、運営スタッフを募り、20人体制で再スタートするも、なんだかややこしくて、かえって非効率。4人体制に戻る。

七月

週俳主催の鍛錬句会「真夏のハワイ」が企画されるも、応募が定員割れ。中止に。

八月

俳句甲子園をツイッター生中継。判定・投票もツイッターで多数寄せられ、「審査員、おかしいやんけ」と関西方面から怒号と抗議。

九月

アップされた記事すべて化け字に。「ぜったいに祟りだ」「いったい何の?」と一部居酒屋(土間土間)で話題に。google blogger の不具合と判明。

十月

名古屋市で開かれた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に合わせ、「エコ俳句」特集。冒頭記事「紙のムダをなくそう」に、全国の結社誌・同人誌から非難のコメントが殺到。

十一月

某俳句総合誌よりウェブサイト「週刊俳句」にM&Aの申し入れ。買収金額20,000円。「4人で分ければ5,000円ずつになる」と売却賛成2名、「ううむ。それでいいのか」と反対2名で、決議とならず。週俳売却問題を読者アンケートに図るも「どっちでもいい」が大多数を占め、決着つかず。問題解決は越年へ。

十二月

昨年の『新撰21』に続く「00年代の新人たち」シリーズ第2弾『超・新撰21』刊行に合わせた企画が目白押し。なお刊行直後、1名に「年齢詐称疑惑」が持ち上がり、週俳誌上でも議論沸騰。


(さいばら天気) inspired by tomoaki okamura :thanx

●大晦日

大晦日


大晦日定めなき世の定め哉  井原西鶴

大晦日ねむたくなればねむりけり  日野草城

神戸美し除夜の汽笛の鳴り交ふとき  後藤比奈夫

家の中を水ながれ過ぐ大晦日  穴井太

ともしびを消せば聞こゆる除夜の鐘  岩田由美

又一つ風の中より除夜の鐘  岸本尚毅

足がまた二階へ上る大晦日  辻田克巳


【評判録】新撰21 〔続〕

【評判録】新撰21 〔続〕    ≫承前Ⅰ ≫承前Ⅱ ≫承前Ⅲ

http://en.wordpress.com/tag/todays-haiku/  2009-12-23 以降
:Today's Haiku:Blue Willow Haiku World (by Fay Aoyagi)

一日一句 「討ち入りの日のストローを折り曲げる」:Pu&Fuの研究室だより

『新撰21』:旧時雨舎より
『新撰21』その2



『新撰21 21世紀に出現した21人の新人たち』
筑紫磐井・対馬康子・高山れおな(編)・邑書林

購入は邑書林ホームページ

2009年12月30日水曜日

■週刊俳句へのアクセス分布

週刊俳句へのアクセス分布


今後の重点地域は、北海道・東部および北部ですね。ざっと見て、週俳は北日本に弱い。

2009年12月29日火曜日

■金子兜太講演「生きもの諷詠」

金子兜太講演「生きもの諷詠」

『現代俳句』2010年1月号に、第46回現代俳句協会全国大会における金子兜太講演「生きもの諷詠」講演録が掲載されています。

2009年12月28日月曜日

2009年12月26日土曜日

〔俳誌拝読〕雷魚 80号


〔俳誌拝読〕
雷魚 80号 2009年10月







小宅容義発行。隔月刊。本文50頁。「雷魚の会」創設は1987年(後記=小宅容義による)。

巻頭近くに亀田虎童子『色鳥』(2008年)特集。岡本高明(「あるがまま」)、寺澤一雄(「平明とは」)両氏の句集評をはじめ、同人諸氏による一句観賞が並ぶ。
「雷魚」は芸達者が集まって、二十年前に創刊された同人誌であるが、芸達者のなかでも抜きん出ていた虎童子が八十歳を過ぎ、病を得ながら求めて止まない俳句の世界が平明さというのは、共感できるところである。芸を消す芸を使いながら到達する俳句の世界から今後も眼が離せない。(寺澤一雄・前掲)

広辞苑より重たき春の猫  虎童子(以下同)

鯛焼やひと足ごとに日の暮れし

叩かねば落ちる紙風船たたく

蟻はみな同じ大きさ列をなす

筆書きの賀状の籤の当りたる



同人諸氏10句から1句ずつを引く。

枇杷の実を降りつつむ雨つたふ雨  中村与謝男

水槽に稚魚つぎつぎと業平忌  鍋谷ひさの

茄子の馬夕日しつらへ駈け出しぬ  八田木枯

ぼうたんの金の蕊より金の虻  平佐悦子

真昼間の首塚という涼しさよ  細根 栞

白雨きたりて縞馬を裏返す  増田陽一

走り茶と赤福餅のうねりかな  松下道臣

鉄塔の螺子しめなおし秋の暮  三橋孝子

夜の秋艇庫の口の開いてゐる  宮路久子

花菖蒲余白に水の滲みいる  森 章

秋風のうわすべりして猿ヶ島  遊佐光子

噴水に集まっている日暮かな  好井由江

桃色とならねば桃と思はれず  阿部寒林

噴水は水をむすびてあきらめず  上田多津子

家一つかくすばかりに吊し柿  衣斐ちづ子

青山河じぶんの肘の見えにくく  太田うさぎ

雲の峰いやしき口もおとろへし  岡本高明

走り出す抜け羽だまりの羽抜鶏  小宅容義

たんぽぽのととのふ絮のとぶ日なり  笠川輝子

ボンネットバスの終点ほととぎす  勝又民樹

遠雷や土偶の口のぽかんぽかん  神山 宏

脳天といふに気づける溽暑かな  亀田虎童子

仏壇にきのふの蠅とけふの蠅  加茂達彌

ひまわりの直立おじいさんがいる  北上正枝

傘置けばたちまり山の蟻が来る  栗田希代子

巴里祭や古い雑誌に紐かけて  小島良子

住み馴れの富士山帯草を引く  小林幹彦

人と影足でつながり夏深む  櫻井ゆか

体ごといつか出てゆく木下闇  櫻木理子

くらがりの一樹にのぼる盆太鼓  鈴木夏子

寺の木のとんとん乾く夏うぐいす  関戸美智子

皆既日食袋の中の蟹うごく  蘓原三代

鰯てふ文字の何ぞ骨多き  竹内弘子

東京は上野で終りひきがえる  寺澤一雄

地震多き国にて花鳥諷詠す  遠山陽子


(さいばら天気)

2009年12月25日金曜日

■新年詠 大募集

新年詠 大募集

新年詠をお寄せください。

●おひとりさま 一句
  ※簡単なプロフィールを添えてください。

●投句期間
1)2010年1月1日零時~1月2日(土)正午 ⇒第141号(1月3日号)に掲載
2)~2010年1月8日(金) ⇒第142号(1月10日号)に掲載

●投句先メールアドレス ⇒こちら (サイドバー「ご連絡・お問い合わせ先」)

●「新撰21」竟宴・非公式レポート

「新撰21」竟宴・非公式レポート

http://twitter.com/saibaratenki
※ツイッターは下ほど過去。次のページにも「つぶやき」があります。

2009年12月24日木曜日

●クリスマス

クリスマス




聖樹の灯わがまばたけばともにまた  加倉井秋を

地に悪しき父ゐて聖夜さ迷へり  堀井春一郎

尻さむし街は勝手にクリスマス  仙田洋子

定食で生きる男のクリスマス  中嶋いづる

ウラハイ・2008年のクリスマス

2009年12月23日水曜日

●合コン

合コン

【評判録】新撰21 〔続〕

【評判録】新撰21 〔続〕    ≫承前Ⅰ ≫承前Ⅱ

『新撰21』短評:曾呂利亭雑記


『新撰21 21世紀に出現した21人の新人たち』
筑紫磐井・対馬康子・高山れおな(編)・邑書林

購入は邑書林ホームページ

2009年12月22日火曜日

〔link〕俳句とインターネット

〔link〕俳句とインターネット

第一回ウェブ学会シンポジウム:ono deluxe(小野裕三)
インターネット時代の俳句-座の変容(五十嵐秀彦)

本誌「週刊俳句」・現代俳句協会青年部勉強会「俳人とインターネット」 レポート(さいばら天気)
前篇  ≫後篇

■熊楠俳句賞創設


熊楠俳句賞創設

和歌山放送ニュース 2009年12月21日(月) 11:32
12月29日は南方熊楠の亡くなった日。南方熊楠は、1941年 昭和16年12月29日、「天井に紫の花が咲いている」と云う言葉を残して74歳で亡くなりました。白浜町臨海の南方熊楠記念館は、俳句の冬の季語「熊楠忌」にちなんで、熊楠に関わる俳句の「熊楠俳句賞」を創設して、はがきやメールで作品を募集しています。応募は1人3句までで、はがきなら 郵便番号649・2211 白浜町360の1 南方熊楠記念館。 メールでも受け付けており、しめ切りは31日です。記念館ではこれまで、来館者に俳句を募っていましたが、今回から大勢に参加してもらおうと全国に応募を呼びかけています。熊楠の俳句は、県内各地の熊楠の訪れたところで紹介されていますが、日高川町の猪谷川(いたにがわ)公園には「苔の下に 埋もれるものや 蟹の甲」という句碑もあります。

2009年12月21日月曜日

2009年12月18日金曜日

2009年12月17日木曜日

〔祐天寺写真館39〕罅と草

〔祐天寺写真館39〕
罅と草

長谷川裕

ぺんぺん草にぬくもって石ころ


09年06月 中目黒 Nikon D300

〔link〕亀田虎童子

〔link〕亀田虎童子

隙間:Rocket Garden~露結の庭
:掲示板(俳句 de しりとり)

2009年12月16日水曜日

【評判録】小川春休『銀の泡』(続)

【評判録】
小川春休句集『銀の泡』(続)

2009年10月・タカトープリントメディア

:ono deluxe
2009年11月13日(金):ogihara com
2009年11月10日:増殖する俳句歳時記

前・評判録

2009年12月15日火曜日

●海鼠

海鼠

浮け海鼠佛法流布の世なるぞよ  小林一茶

むかし男なまこの様におはしけむ  大江丸

混沌をかりに名づけて海鼠かな  正岡子規

安々と海鼠の如き子を産めり  夏目漱石

海鼠噛むそれより昏き眼して  中村苑子

海鼠には銀河の亡ぶ音聞こゆ  高野ムツオ

海鼠かむひかりの粒を噛むごとく  小檜山繁子

鉄を嗅ぐごとく海鼠に屈みたる  正木ゆう子


2009年12月12日土曜日

●長谷川 裕 仲良し手帖 10句

俳諧スピーチバルーン・シリーズ02
長谷川 裕 仲良し手帖


仲良し手帖
ヒロポンを飲んでゲラゲラお正月

ペスよおをふれ
短夜のスピッツ バターを舐めるのか

リボンの騎士
春は憂しおのこもすなるブルーマー

星くずさん
ブス・田舎・女中奉公・星月夜

フイチンさん
冬すみれ没法子とは云ひませぬ

まりっぺ先生
サンダルとりんごのやうなほっぺかな

おてんば天使
父の日の父が遭難オロロン島

少女マリ
東京へ兄いっちっち花の午

ひみつのアッコちゃん
鏡より萌えるものありクリスマス

赤んぼ少女
蓮根掘るもんぺのタマミ蓮根掘る



 

〔link〕俳句の未来人

〔link〕俳句の未来人

豈49号特集「俳句の未来人は」を読む ~相対性俳句論(断片):たじま屋のぶろぐ

≫本誌「週刊俳句」・『俳句空間−豈』第49号・特集「俳句の未来人は」を読む ピリオドの描き方(さいばら天気)

2009年12月11日金曜日

■第13回毎日俳句大賞

第13回毎日俳句大賞

大賞
大阿蘇の山懐へ帰省かな 隗一骨さん(68)=横浜市戸塚区

http://mainichi.jp/enta/art/news/20091209ddm010040118000c.html

2009年12月10日木曜日

〔祐天寺写真館38〕彼岸花

〔祐天寺写真館38〕
彼岸花

長谷川裕

幻聴の一夜一把の黒するめ


09年09月 上目黒 RICOH GRD

2009年12月9日水曜日

〔俳誌拝読〕なんぢや 7号

〔俳誌拝読〕
なんぢや 7号 2009年冬


2009年11月27日発行・本文36頁。榎本享(みち)氏(発行人)をはじめとする8氏による同人誌。この7号では波多野爽波特集が組まれた。

  爽波亡き日々をどれだけ夜這星  西野文代(「招待席」5句・p2より)

鈴木不意「自選十五句」は、爽波出演のビデオ「映像による現代俳句の世界(15巻)」を図書課にたずね、和服姿の爽波が自句15句を読み上げる様を紹介。「金魚玉とり落としなば鋪道の花」から「大金をもちて茅の輪をくぐりけり」まで、15句のチョイスが興味深い。

座談会には、西野文代、榎本享、土岐光一、鈴木不意の4氏が集い、爽波を語る。
 皆さん「俳句スポーツ論」を、ご自分の句に置き換えてどれほど理解しておられるかなと、私は思うてます。なんぼいいもんが浮かんできても言葉にするのは技術ですよ。極端なことを言うと、虚子の花鳥諷詠、全部憶えろって。一つ出たらそのあとスーッと言えるくらいに。それをやったのが裕明、尚毅ですよ。

(…)

 お電話でも「つまるところ俳句は題詠なんですよ」とおっしゃってたわ。
 〈京都句会〉に来る時には、フジタホテルのロビーに二時間ほど座り込んで題詠されてました。自分で自分に題を出してね。(…)

(さいばら天気)

2009年12月8日火曜日

●新撰21・刊行

新撰21・刊行

『新撰21 21世紀に出現した21人の新人たち』
筑紫磐井・対馬康子・高山れおな(編)・邑書林
購入はこちら↓
http://8015.teacup.com/younohon/shop/01_01_03/644-5/

2009年12月7日月曜日

●FAQ

FAQ

新しい読者の皆さんのために、見逃した皆さんのために。

週俳2年目のFAQ 2008-12-28

週俳2年目のFAQ 余滴  2008年12月30日


【Q募集】
週刊俳句への質問を募集しています。なんでもご遠慮なくご質問ください。
tenki.saibara@gmail.com
期限:2009年12月24日(木)
回答は本誌・2009年12月27日号に掲載させていただきます。

2009年12月5日土曜日

●一万馬力 2009回文秋冬コレクション 井口吾郎

井口吾郎 2009回文秋冬コレクション 一万馬力
画像をクリックすると大きくなります。

2009年12月4日金曜日

●おんつぼ24 ミシェル・ンデゲオチェロ さいばら天気


おんつぼ24
ミシェル・ンデゲオチェロ
Meshell Ndegeocello


さいばら天気


おんつぼ=音楽のツボ


しりとりが「ん」で終わると負け。だったのだが、「ん」で始まる語がないのは「日本語では」という条件付き。世の中に「ない」わけではない。

「ん」で始まる言葉との最初の出会いは、アイザック・ディネーセン『アフリカの日々』(晶文社1981年)に登場する「ンゴング高原」であったかと思う。この素晴らしい小説(至上の紀行文学)は、映画化され、糞のような映画「愛と哀しみの果て」(シドニー・ポラック監督1985年・アカデミー作品賞受賞)となった。

ちなみにンゴング高原にはンゴング競馬場があり、これはたしか名著『競馬の人類学』(長島信弘・岩波新書1988年)にも登場する。その後、「ん」で始まる語はどんどん増えていった。ぜんぶアフリカ由来だけれど…。例えばガーナ初代大統領は「エンクルマ」の表記が一般的だったが、綴りはNkrumah。今では「ンクルマ大統領」と呼ぶことが多い。

で、ミシェル・ンデゲオチェロ。

「ん」で始まるミュージシャンは、他にまだ聴いたことがない。私にとってかなりユニーク。

女性でベーシスト、それもチョッパー多用のファンクベースという点でユニーク。

そして最後に、その髪型。きほん短い丸刈り(五厘刈り?)かスキンヘッドか派手な剃り込み。ルックス的にもきわめてユニーク。

ところで、頭の「ん」という音のこと。裏拍にアクセントがあれば、オモテは当然のように「ん…」と弱拍(休符)。苗字からしてファンクなのだった。

めずらしい度 ★★★
根性はいってる度 ★★★★




おすすめアルバム

2009年12月3日木曜日

〔祐天寺写真館37〕幕

〔祐天寺写真館37〕


長谷川裕

鳥籠に木の鳥揺れり十一月


09年08月 中目黒 Nikon D300

2009年12月2日水曜日

●絶賛投句受付中

絶賛投句受付中

もうひとつのスピンオフ「毎日が忌日」で絶賛投句受付中
毎日が忌日

2009年12月1日火曜日

〔link〕歌仙

〔link〕歌仙

進行中の歌仙掲示板

みしみし

月天