2010年10月8日金曜日

●熊本電停めぐり06 蔚山町 中山宙虫

熊本電停めぐり 第6回 蔚山町(うるさんまち)

中山宙虫

3号線上熊本駅前~健軍町の6番目の電停。
上熊本から所要時間6分。

9月29日(水)
18時。
朝晩はぐっと秋らしくなった。
今年の秋は来ないのではないかと思っていたが、突然季節は鮮やかに場面転換してしまった。
それに連れ、当然夕暮れは早くなる。
だんだん携帯のカメラでの撮影は限界が近づく。



このあたりは、旧町名を案内板の形で残している。
そのひとつを見つけた。
電車の線路は、黄色い線で表示されていて、今北から南へ移動中。
そして、この界隈には、かなり古い料亭があったりして、ちょっと高級な遊びができるところとして有名。
道路沿いに見つけた熊本の伝統工芸品「肥後象嵌」。
この時間は閉まっているようなので、ガラス越しの商品をチェック。













辛し蓮根の店もある。
ここもこの時間しか来ないので、実際開いているのを見たことはない。
たぶん、製造販売をしているのだろうと思われる。
さて、今回の電停「蔚山町」。
この地名の韓国のこの都市に由来しているらしい。
蔚山市」。

この電停の周辺を「蔚山町」と呼ぶのは、豊臣秀吉が関わっている。
1592年(元禄元年)から1598年(慶長3年)にかけて明と豊臣秀吉が引っ張る遠征軍との戦場の舞台になった町の名にちなんでいると言われる。
また、秀吉が朝鮮半島から連れてきた人たちが住んでいた町だからという説もある。
2010年、こういった縁から熊本市と蔚山広域市は姉妹都市となった。
実際は、住居表示から「蔚山町」の名は消えてしまって、電停にその名が残っているのだ。


電車通りにはマンションが建ち、昔の面影などはなかなか見つけられないが、ちょうど電停の真ん前にある3軒の店。
花屋と中華料理店とふとん店。
少々空腹でもある。
店にはいると、何やらばたばたしている。
どうやら出前が大量のよう。
「今ならラーメンしかできない。」
そう言われて、ラーメンが出てきた。


夕暮れのなか・・・・。
今日は、この電車に乗って、家路に着くことに。


次回の電停は「新町」。

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