2013年1月30日水曜日

【俳誌拝読】『鏡』第7号(2013年1月1日)

【俳誌拝読】
『鏡』第7号(2013年1月1日)


A5判、本文32頁。発行人:寺澤一雄。同人諸氏の俳句作品が見開きに14句ずつ。

寒き光に立てられ何のための板  佐藤文香

低き雲抜け黄金田を刈りに来し  谷 雅子

世田谷区砧の隅にゐる狸  笹木くろえ

冬の函からとり出して冬の星  羽田野令

太古にもかくなる眠り龍の玉  森宮保子

東方三博士馬小屋後にして  大上朝美

浮きつ沈みつ蒟蒻の冬用意  中村 裕

今は即過去なりポインセチアあり  越智友亮

ジーパンに白きペンキや秋の虹  村井康司

世田谷の大きな犬はつるみをり  寺澤一雄

(西原天気・記)

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